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【2020.10.3更新情報】weara開発状況について

wearaを予約してくださったみなさま、ベータテストに登録してくださったみなさま、長い間大変お待たせしてしまっており、申し訳ありません。前回「【2020.6.30更新情報】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるwearaへの影響」という記事で状況をお伝えし、その後時間が空いてしまったことを重ねてお詫びいたします。

昨年2019年10月1日にwearaを発表してから、なんと1年が経過してしまいました。正直なところ、まさかこんなに長くかかってしまうとはまったく思っていませんでした。当初はベータテストを11月くらいには開始をして、1月には発売をするつもりでした。見通しが甘かったと言えば、まさにその言葉通りになると思います。

まず、現状をお伝えしたいと思います。

ハードウェア側については、前回の報告から最終仕上げに進んだところで量産に入る前で、どうしても外観上許容しがたい問題が発覚し、それを解決することができませんでした。そのため、不本意ながら外装の樹脂を射出成形するための金型を1から作り直しました。金型を作り直すのは1ヶ月以上かかるのでやりたくなかったのですが、ここまでお待たせしてしまっているのであれば妥協しないで作り上げようという思いでした。

ファームウェア開発についてはかなり精度についての調整を重ねているところですが、こちらもかなり想定よりも遅くなってしまっています。中国と日本でテストをして調整をしたりしている中で、見解の相違があったり、これに起因して長く時間をかけた結果が期待したものではなかったりして、再度やり直しに入ったりしてしまっています。

私自身が現地に行くことができれば、これらの問題ももっと詰めて、スピードアップしていくことができるのですが、リモートでの環境だとなかなか進めることができずに難航してしまっています。

10月1日から8日までの間、中国は国慶節と中秋節で休みに入ってしまっていて稼働できていません。ただ、そろそろ最終として一次リリースできるゴールが見えてきました。

前回も今後の目処として大雑把にお伝えしておいて、そこから遅延してしまっているのですが、10月中には何とかハードウェア、ソフトウェア共に仕上げて11月よりクローズドベータテストに入りたいと考えています。

そのフィードバックを受けて、大きな問題がなければ量産と発売に進みたいと考えています。当然、ソフトウェア(ファームウェアやアプリ)はリリース後も随時アップデートしていきます。

大変お待たせしてしまって申し訳ないの一言に尽きるのですが、引き続き全力を挙げて取り組んで、仕上げていきたいと思っています。今後も状況のアップデートがありましたらご連絡いたします。なお、予約のキャンセルは承りますので、予約メールに返信するなどしてご連絡いただければと思いますし、願わくはもうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。

Apple Watchが睡眠計測アプリを純正で搭載するようになりました。私自身もテストで使ってみていますが、このアプリの機能は睡眠時間を計測するのみで、詳細を表示したり、それによってどうするのかのサジェストがあるようなものではないので、wearaとは思想が違うものだと感じましたし、Apple Watchの連続使用可能時間からすると、なかなか日中の使用と併せて睡眠計測をするのは難しいと感じました。

その意味で、wearaにはまだまだ多くの価値があると思っていますので、引き続き良いものに仕上げていくように頑張っていきます。

ミュージシャンになるつもりで青春時代をかけた音楽からMacの道に入り、その後にApple周辺機器を販売するトリニティ株式会社を起業。オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。口癖は「諦めたらそこで試合終了」と「宝くじは買わなければ当たらない」。