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wearaの開発体制について

2020年、みなさまはどのような正月をお過ごしでしょうか。

私はweara開発のためにトリニティ社内の納会の後に中国に旅立ち、正月も中国で過ごすという、これまでの人生で初めての状態です。先日発表した発売延期のアナウンスの通り、私自身が最大限のコミットをして責任を果たしていかなければいけないと考えての行動です。

ただし、誤解していただきたくないのは、私は自分が作り上げたい製品のために、この方法がベストだと思って選択して行動していますので、特に悲壮感はありませんし、むしろ来たことによっていろいろと即決して進めることもできているので成果としては上がっていると感じているので嬉しいくらいです。

閑話休題。

今回は、wearaの開発体制についてご紹介します。

wearaは現時点において数少ない、日本の会社による独自開発のウェアラブル製品です。みなさんが思い浮かべるウェアラブル製品のほとんどは海外製品ですし、日本の会社が販売していたとしても、実際には海外の会社が開発したものを輸入販売している場合がほとんどです(私が知る限りなので例外もあると思います)。

wearaは私が構想して2年、実際にチームを組み少しずつスタートしてから1年半、ハードウェア・ファームウェア開発の会社と契約して本格的に稼働し始めて7ヶ月ほどになります。ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア(アプリ、サーバー)のすべてを0から作り上げているチームは下記のような編成です。

 

wearaチーム(日本)
当サイトでも出てきている、アートディレクター謙大郎ソフトウェア開発マネージャー大暉と私で、企画や仕様策定などをすべて行なっています。

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トリニティチーム(日本)
私の所属するトリニティ内でテストやウェブ・カタログ制作や運営などを担うメンバーが数名います。

 

エンジニア(日本)
私を含むwearaチームでは電気的な知識などに乏しいため、エンジニアにサポートをしてもらっています。このエンジニアが回路図、PCBレイアウト、BOMなどの精査をしたり、消費電力の計算や評価をしたり、または検査機関などのテストに向けたアドバイスをするなど全般的にサポートをしてもらっています。一緒に中国に行ったときにも、中国のエンジニアとの会話でレベルが相手にも分かり、こちらのリクエストを聞くようになりました。おそらく私が話していたら舐められて、分からないからと言って適当にあしらわれていたことでしょう。

 

アプリ・サーバー関係開発チーム(日本)
アプリについては、最初に大きな分かれ道がありましたが、やはり細かいところまでしっかりと作り込みたいということもあって、日本でアプリ開発をすることにしました。若いプログラマーの人たちが頑張ってくれていて、私は言語関係全然分からないながらも追いかけていっています。サーバーも同様に、ユーザーのデータを預かるところでもあるので日本側だけで管理をして、クラウドサーバーも日本のサーバーを使うようにしています。

 

トリニティ開発マネージャー(中国)
トリニティの中国におけるマネージャーで中国の開発会社との橋渡しを行なっています。今回契約をした中国の会社は日本への出荷も行なっていて、日本語が喋れるスタッフもいます。ただしweara担当ではないので、weara担当は英語と中国語になります。ここは英語で会話すれば良いのですが、エンジニアなどはどうしても英語での会話ができず、中国語でのやり取りになるため、開発マネージャーの存在はとても大きなものです。

 

ハードウェア(中国)
ハードウェアとは、外装の樹脂や金属などの部分を含め、内部の基板などの電子パーツも含めた総称を指します。これらは中国広東省深圳というところにある会社に開発委託を行なっています。すべての仕様はwearaチーム側で策定し、それを作り上げるようにしてもらっています。メカニカルデザイン(MD)や回路図設計、PCBレイアウト、BOM策定などを担っています。

 

ファームウェア
こちらはハードウェアと密に関係するので、同じ開発会社に委託しています。ハードウェア上で、回路を設計し、さまざまなパーツを組み合わせ、PCBレイアウトを書き、それらが組み立てられるように全体の設計をおこなうところが終わったら、今度はそれらを実際に動かすファームウェアの開発です。ハードウェアは基本的には変わることがないですが、機能の改善や追加などは今後はファームウェアで行なうようになります。

たったひとつの製品を作るのにも、結構壮大なチーム編成になります。しかし、一般的な製品開発と比べるとかなり少人数で、短期間でやっているのではないかと想像しています。現在かなり仕上げのラストスパートに入っているフェイズです。このチームで最後まで頑張っていきたいと思います。

ミュージシャンになるつもりで青春時代をかけた音楽からMacの道に入り、その後にApple周辺機器を販売するトリニティ株式会社を起業。オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。口癖は「諦めたらそこで試合終了」と「宝くじは買わなければ当たらない」。