wearaで日々の活動を点数化する「活動スコア」のヒミツ
wearaではオリジナルのスコア制度を2つ設けています。
今回取り上げるのは、そのうちの1つである「活動スコア」。活動スコアではどんなことがわかるのか、その仕組みや活用方法をひと足お先にご紹介します。
なお、ベータテストプログラムや今後の開発により、設計やデザインが一部変わる可能性がございますのでご了承ください。
(変更があった場合は、随時この記事も更新していきます)
Contents
活動スコアを作った理由
一般的なウェアラブルデバイスでも、消費カロリーや歩数など、日々のアクティビティを計測できますよね。
しかし、プロジェクトのリーダーHossyは「測った数字を見るだけでは意味がない」と考えました。最初は楽しくても数字に意味を見いだせなければ、いずれ飽きてしまうと。
そこで、wearaでは1日のアクティビティを全体で捉え、それに対する生活改善をサジェストするように設計しました。
消費カロリーも、ランニングなどのエクササイズも、座りっぱなしかどうかも、1人の人間による行動であり、その日々の行動を改善することで健康につながっていくからです。
ベースは厚労省の基準
活動スコアの思想は、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」をベースにしています。
活動、運動周りの設計は大学の専門家の先生にご協力いただいており、活動スコアも先生のアドバイスを元に厚労省の基準を採用しました。
この基準によると、日常生活においては
- 生活活動(日常生活における労働、家事、通勤・通学など)
- 運動(体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施するスポーツなど)
の両方が必要で、それぞれ目標値が設定されています。
引用:厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013(概要)」
この基準をベースにスコアを設計し、さらに独自の基準として「不動時間」(座りっぱなしの時間)も配点に加えることにしました。
座りっぱなしがいかに不健康であるかはすでに論文などで実証されています。Apple Watchなど、他のウェアラブルデバイスでも機能として備わっていますよね。
wearaでも不動かどうかがわかるため、厚労省の基準と組み合わせて独自のスコアに仕上げています。
スコアで高得点を取る方法
活動スコアで高得点を狙うには、
- 毎日の身体活動
- 強度のある運動
- 不動時間
がキーとなります。
まずは毎日こまめに体を動かし、カロリーを消費しましょう。
厚労省の基準どおりに30分以上・週2日以上のエクササイズ(運動)を実施すると、さらにスコアが加算されます。
ただし、運動しすぎて体に負担をかけてもよくありません。エクササイズを過剰にやったところで、スコアは上がらないようになっています。
また、座りっぱなしの時間が多いとスコアが減点されるため、デスクワークの人もこまめに席を立って体を動かしましょう。身体活動の消費カロリーも増えて一石二鳥です。
これらの1週間ごとに算出した活動スコアをもとに、生活改善をサジェストしていきます。
サジェストを参考にして、wearaでよりよい生活を送っていただけるようになれば幸いです。
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